
部長 梅垣 知子 教授
皮膚は人体の表面を覆う最大の臓器であり、皮膚病変は実際に目で確認することができます。 湿疹・皮膚炎・感染症・腫瘍など皮膚に限局した疾患のみならず、内臓や全身疾患の早期発見に繋がることも少なくありません。 皮膚に気になる病変、変化を認めた際には早めに皮膚科を受診されることをお勧めします。
初回診療についてのお願い
- 2021/12/20
紹介状をお持ちでない患者さんは、まず他の医療機関(かかりつけ医)にご相談ください。
やむを得ず紹介状なしで受診される場合には、医療費とは別に「選定療養費」として7,700円が必要となりますのでご了承下さい。
診療内容
診療科の構成
皮膚科
特徴および特色
皮膚、爪、毛の病気について幅広く相談に応じます。ほくろや悪性黒色腫などの皮膚の腫瘍(できもの)、アトピー性皮膚炎、湿疹、接触皮膚炎(かぶれ)、じんましん、帯状疱疹、疣贅(イボ)、足白癬(みずむし)、爪白癬、などを多く 診察していますが、その他にも、水痘(みずぼうそう)、麻しん(はしか)、風疹(3日ばしか)、梅毒、薬疹(薬によるアレルギー)、乾癬、掌蹠膿疱症、水疱症(天疱瘡、類天疱瘡)、膠原病などあらゆる皮膚疾患の相談をお受けします。当科にて対応の難しい病気の場合にも、都内の適切な専門施設にご紹介することができます。
特殊外来として下記の外来を設けておりますが、特にダーモスコピーによる診断に力を入れています。当院は大学病院と地域病院の両方の性格を併せ持ち、患者さんのQOL を尊重する方針の下、近隣の病院、医院とも連携を取りながら円滑な診療を目指しております。
乾癬に対する生物学的製剤療法:中等症から重症例に対し、外来または入院の上、行います。
原発性腋窩多汗症に対するボトックス注射療法:今年から保険診療が認められました。一般外来で診察し適応例と診断した場合、予約の上、行います。
主な手術・処置
- 皮膚腫瘍切除術・植皮術
- 一般に小さな腫瘍は外来で行い、大きなもの、複雑なものや部位によっては 入院の上行います。いずれにしても初めは通常の初診をしてください。
- 皮膚生検
- 疾患、病状によっては診断のため、病変部の皮膚の一部を手術的に採取します。
- その他
- 外用処置のほか、液体窒素療法、イオントフォレーシスなどを行っています。
外来・特殊外来
皮膚科外来は、完全予約制です。初回は午前中の初診を受診してください。