MENU MENU

泌尿器科とは

UROLOGY DEPARTMENT

当科の特色

当科は泌尿器科悪性腫瘍に対する手術治療を得意としています。特に腎悪性腫瘍(腎癌・腎盂尿管癌)に対する腎摘出術(腎部分切除を含む)は年間150例を超え、全国でもトップクラスの手術数を有しています。これまでの東京女子医大本院での経験数・雑誌などでの紹介もあり、近隣のみならず全国から患者さんの紹介を頂いており、手術支援ロボット「ダヴィンチ」による部分切除手術から、下大静脈や心臓まで腫瘍の進展した症例に対する高難度な開腹手術まで幅広く対応しています。腎部分切除は年間100例ほど行っており、腫瘍が腎内に埋没していたり、腎血管に近いところにある症例、単腎に対する困難な症例などの紹介が増えています。膀胱癌や前立腺癌に対しても「ダヴィンチ」を用い安全で低侵襲な治療を提供しています。手術治療のみならず、進行癌症例に対する化学療法・分子標的薬・免疫チェックポイント阻害薬を併用した集学的治療の経験も豊富であり、新規治療薬の臨床研究にも数多く参加しています。

腎不全治療にも積極的に携わっています。医局員は東京女子医大本院や関連施設において、腎移植、透析療法のトレーニングを十分に積んでおり、腎不全治療に習熟しています。腎臓内科と連携し、透析用永久留置カテーテル挿入、シャント手術、人工血管移植術などは当科で行っております。腎不全の唯一の根治療法である生体腎移植も2018年より開始し、その後も当院で移植を受けられる患者さんが増えてきております。また血液型不適合のような移植が難しいとされる方にも対応できるようにしております。

救急疾患が多いのも特徴です。東京女子医科大学附属足立医療センターは救急車の受け入れが全国的にみても多いこともあり、尿管結石や腎膿瘍による敗血症性ショック、腎外傷、血尿タンポナーデ、精巣捻転症など泌尿器科救急疾患の患者さんが数多く来院されます。これら救急疾患に対し救命救急科と協力しながら迅速な治療を行っています。一方で、膀胱炎・尿道炎などの感染症、前立腺肥大症や過活動膀胱など頻度の高い良性疾患に対しても一人一人の患者さんと向き合い、丁寧な診療を心がけております。

今後も地域の基幹病院としての役割担うべく、悪性腫瘍、腎不全から救急・慢性疾患に至るまで、全ての領域に対応できる泌尿器科を目指し努力していく所存です。泌尿器科疾患でお困りの患者さん・医療機関の皆様、是非当科にご相談頂けると幸いです。

ページトップに戻る