腎移植の成績
医療技術や免疫抑制剤の進歩によって腎移植の成績は年々向上しています。2005年以降のデータをみると生着率(移植した患者さんで移植した腎臓が機能している患者さんの割合)は5年で95%、10年でも88%と良好です。これは移植した患者さんが100人いると5年で95人、10年でも88人が透析とならずに生活できているということです。腎移植では腎臓が働かなくなっても人工透析で治療することができますので、生存率は生着率よりも高くなります。近年の腎移植後の生存率は5年で98%、10年で96%と非常に良好な成績が得られています。