東京女子医科大学附属足立医療センターは、
地域がん診療病院、がんゲノム医療連携病院の指定を受けています。

地域がん診療病院

地域がん診療病院とは、がん診療連携拠点病院が無い地域に、都道府県の推薦を基に厚生労働大臣の指定を受けた施設です。
当院は、2015年に4月に都立駒込病院とのグループ指定により地域がん診療病院に指定され、これにより東京都区東北部(足立、荒川、葛飾)におけるがん診療連携拠点病院の空白が解消されました。
これからも都立駒込病院と診療連携を行い、質の高いがん医療の提供を確保致します。

がんゲノム医療連携病院

2018年10月より、がんゲノム医療連携病院に指定され、がんゲノム医療中核拠点病院である慶應義塾大学病院と連携を行い、がん遺伝子パネル検査など、がんゲノム医療にも力を入れています。

<関連情報>
「がん遺伝子パネル検査」を検討する方にご理解いただきたいこと
(国立がん研究センターがんゲノム情報管理センター作成) c-cat_pamphlet_A_outline.pdf (ncc.go.jp)

当院のがん診療

各部位のがんについては、臓器にかかわらず適する診療科、臨床チームで治療を行い急性期医療機関として高度な医療を提供すると共に、 対応できない症例、治療についてはグループ指定病院である都立駒込病院、東京女子医科大学病院をはじめとした専門病院との連携をとっています。
・診療部門紹介 https://twmu-amc.jp/department/

<関連情報>
・国立がん研究センターがん情報サービスではがんに関する情報を紹介しています。
  AYA 世代のがん https://ganjoho.jp/public/life_stage/aya/
  小児がん https://ganjoho.jp/public/life_stage/child/
  希少がん https://hospdb.ganjoho.jp/rarespecialhosp/

・東京都がんポータルサイトでは、東京都若年がん患者等生殖機能温存治療費助成事業についての情報を紹介しています。
 https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/iryo_hoken/gan_portal/chiryou/seishoku/

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緩和ケア

当院緩和ケアチームは医師、看護師、薬剤師、栄養士、臨床心理士、社会福祉士で構成されており、 各科を横断しつつ症状コントロールや精神的なサポート、在宅医療導入のお手伝いなどを行っています。また患者さん向けの相談会や医療者向けの勉強会の開催など、1年を通して活発に活動しています。
辛い症状だけでなく、がんと診断されてから誰かに話したくても話せなかったこと、誰に相談したら良いかわからなかった心配事など、 お一人で抱え込まず何でもご相談ください。当院の緩和ケアチームは、穏やかで優しい人の集まりです。「こんな事を話してもしょうがない」と患者さんが思うような事だったとしても、その困り事に対して真剣な会議が開かれています。
痛みは体の痛みだけではありません。心の辛さも痛みであり、医療費やお仕事の悩み、ご家族間の心配事も痛みと表現します。「私はこんなに辛い思いをしながら何のために生きているの?」などのスピリチュアルな痛みも存在します。 これら全てに対応するのが緩和医療です。
辛いときにはご連絡ください。入院中は主治医あるいは担当看護師へ。 外来は毎週火曜午前、麻酔科外来で行っております(可能であればかかりつけ医の紹介状があると状況の理解が早く、対処も早く行えます)。 人生をもっと楽に、楽しい思い出を作りながら生きていけるようお手伝い致します。

がん登録

がん登録室は、がんに対する診断・治療が行われたすべての患者情報を集め、がん診療が実際にどのように行われているのかを明らかにする調査(院内がん登録)を行っています。 がん登録には、がんの予防や早期発見、各種治療法や新規治療における安全性・効果の確認など、がん診療のすべての領域で非常に重要な役割があります。 なお、がん登録は診療情報管理士が行い、個人情報の保護に万全を期しつつ従事しております。

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