脳ドックとは無症状の中・高齢者を主な対象として、MRI、MRAによる画像診断を主検査として、脳の健康状態を確認し、早期に異常またはその危険因子を発見して、病変の進行や発症の防止を目指すものです。
症状はないけれど、脳の健康状態が気になる方は、当院の「脳ドック」をおすすめいたします。
検査にて病変を認め、必要と判断された場合は、当院専門外来(後日)を受診していただくことができます。
当院脳ドックの特徴
- 水曜日午前中の検査
- 先端の3テスラーMR機器による検査
- 結果は当日
- 脳神経外科専門医による結果説明
検査項目
1.頭部MRI
「脳」を評価するためのものです。当院では先端の3テスラ(3T)のMR機器を用いて、断層撮影により脳の状態を確認できます。無症候性脳梗塞や脳出血(脳微小出血)、大脳白質病変、まれに脳腫瘍、海綿状血管腫、など、病変の早期に発見に努めます。
T1W/ T2W/ FLAIR/ T2*
2.頭部MRA
「脳血管」を評価するためのものです。個人差はありますが加齢により脳血管の動脈硬化は進展します。わずかに狭窄しているものから閉塞まで進んでいるものまで様々です。脳動脈の状態を確認するだけでなく、動脈硬化のリスクファクターも確認して、動脈硬化進展の予防に少しでも貢献するのも脳ドックの目的でもあります。また、未破裂脳動脈瘤などの脳血管病変が見つかれば、速やかに当院の専門外来を受診していただくことができます。
3.頚動脈MRA
「頚動脈」を評価するためのものです。頚動脈は動脈硬化性変化が顕著な部位でもあります。進行すると頚動脈狭窄となり、将来の脳梗塞発症のリスクが高くなります。当院では頭部MRI・MRAと同時に頚動脈MRAも撮影可能です。さらによく評価するためには頚動脈エコー検査の併用が有効です。
4.頚動脈エコー
「頚動脈」を評価するためのものです。頚動脈MRAが主に血液の流れている部位を主に評価するのに対して、エコーでは血液が流れている部位だけでなく、血管壁の厚さや状態が評価できます。動脈硬化が進むと血管壁が厚くなっていくので、動脈硬化の指標としても使用されています。血管壁が厚くなり、血管の内腔(血液の流れているところ)が狭くなる頚動脈狭窄を認めた場合は、当院の専門外来を受診していただくことがあります。
脳ドック各コースと料金設定
各種コース
Aコース:頭・頚部MRI/MRA+頚動脈エコー 50,160 円(税込)
- コース内容(約2.5時間)
-
- 身体検査(身長、体重、腹囲、血圧)
- 頚動脈エコー
- 問診
- 頭部および頚部のMRI/MRA
- 結果説明
Bコース:(頭・頚部MRI/MRA) 41,360 円(税込)
- コース内容(約2時間)
-
- 問診、身体検査(身長、体重、腹囲、血圧)
- 頭部および頚部のMRI/MRA
- 結果説明
検査の流れ
Aコース
受付⇨ 身体計測⇨ 血圧⇨ 頚動脈エコー⇨ 問診⇨ MRI⇨ 結果説明
Bコース
受付⇨ 身体計測⇨ 血圧⇨ 問診⇨ MRI⇨ 結果説明
脳ドック予約
お申込みはお電話で!
東京女子医科大学附属足立医療センター
脳神経外科外来
電話 03-3857-0111(代表)
予約受付時間 14時~16時
休診日 第三土曜日、日曜日、祝日、創立記念日(12/5)、年末年始(12/30-1/4)
「脳ドックの予約希望」とお伝え下さい。
電話で予約確定後に、「予約票」各種、「MRI検査の注意点」、「MRI検査時の注意事項」、「問診票」をご自宅へ郵送致します。
検査の注意事項はよく確認して下さい。
MRIは磁気を使用した検査のため、身体条件によってはMRI検査不可のことがあります。
気になることがある場合は、脳神経外科外来まで上記時間内にお電話でお問い合わせ下さい。
問診票はなるべく全てに回答いただきますようお願い致します。
検査当日は、上記書類一式(予約票、MRI検査の注意点、MRI検査時の注意事項、記入済みの問診票)をご持参下さい。
東京女子医科大学附属足立医療センター
脳神経外科外来
電話 03-3857-0111(代表)