皮膚に発生する腫瘍にはさまざまな悪性腫瘍や良性腫瘍があります。悪性腫瘍は進行の度合いにより、生命を脅かすことがありますので、早期発見と早期治療が何よりも大切です。

当科では、特に、悪性黒色腫の早期発見のために ダーモスコピーに力を入れています。

診療日

毎週月曜日、午後3時より(予約制。初回は通常の初診を受診して下さい。)

対象となる疾患

主として、悪性腫瘍(悪性黒色腫、有棘細胞癌、基底細胞癌、乳房外パジェット病、など)、および良性腫瘍(色素細胞母斑、血管腫、脂肪腫、など)の手術後の経過観察。

診療内容

悪性腫瘍では、局所の再発の有無やリンパ節転移の有無を診察し、必要に応じて、画像検査(超音波、CT、MRI)を行い、経過観察をします。

良性腫瘍では、術後の瘢痕の具合をみて、順調に傷が治って、徐々に硬さが減り、目立たなくなっているかどうかを判断しています。原則として、手術後1ヶ月の間は数回受診していただき、ケロイドの発生がないかどうかを判断します。順調の場合には、その後は、3ヶ月、6ヶ月、1年という具合に経過を観察します。