皮膚の中や皮下脂肪の中にできたしこりや皮膚のできもの(腫瘍)に画像検査を行い、その結果を詳しく説明します。画像検査は、できものの性質や深さ、血管とのつながりを調べ、手術をできるだけ安全に行うための検査です。

診療日

毎月第1、第3金曜日、午後1時半より(予約制。初回は通常の初診を受診してください。)

対象となる疾患

皮膚科外来にてMRI(MRマイクロスコピー)、CT、超音波などの検査が必要と判断された、皮膚~皮下脂肪の中にあるしこり・腫瘍

診療内容

皮膚科で手術をする前などに行った画像検査の結果を詳しく説明します。画像検査を行うことで、表面からは見ることのできない腫瘍の性質やしこりの深さなどを詳しく調べることができます。検査の結果から、すぐに治療が必要か、経過観察してよいかを判断します。治療が必要な場合、外来で日帰りの手術が可能か,入院しての手術が必要かを判断します。皮膚画像外来で説明を受けるためには、通常の初診外来または再診外来で画像検査の予約をする必要があります。気になるしこりやできものがある場合は、まずは通常の初診または再診外来を受診をして相談してください。

MRマイクロスコピー

通常のMRIの機器を使用します。マイクロコイルと呼ばれる小さなコイルを患部に置いて用いることで、皮膚の浅いところにある直径が40ミリぐらいまでの大きさのしこりや腫瘍を詳しく観察することができます。ガドリニウム造影剤を使った造影検査も行うことで、腫瘍に血管が多いかどうかも判断できます。磁場を使用した検査ですので、体内に金属がある方は検査を受けられないことがあります。

超音波検査

皮膚の上にジェルを塗布してからプローブと呼ばれる小さな機器を当て音波の反射を画像として観察する検査です。痛みのない検査で、誰でも簡便に受けることができます。